〜振り回される日々〜 チェルシー対エバートン

チェルシーエバートンのスタメン。




場所はスタンフォードブリッジ。今日はダビド・ルイスとトーレスはスタンドで観戦。理由を簡単に述べるとダビド・ルイスは代表戦で頑張り過ぎて疲れたた、トーレスは出場停止の続きらしい。出場停止と言えばロドウェルは出場停止が取り消されたそうだ。エバートンは昨年はたしかチェルシーに勝ち越してる。そしてアンチェロッティが解任された試合だった。んな訳で因縁の対決だとか。

■コントローラーは??

この試合の前半のボールポゼッションの数字は55%:45%であった。そうエバートンチェルシーと前半を戦ったにしてはポゼッションの数字が高かった。普段、チェルシーと対戦するチームのボールポゼッションは30%台くらいになることが多い。ならエバートンがボールを大切にしようとしていたかといえばドカンと蹴る場面も多く見られた。

理由はチェルシーの守備のやり方にある雰囲気。ようするに前からプレッシャーに行くのか、リトリートしてから守るのか。そして今日のチェルシーは前からプレッシャーに行ってロングボールをドカンと蹴らせる狙いがある守備より、リトリートしてから守備につく場面が多かった。

なのでエバートンは、チェルシーがリトリートしてから守備につけば裏のスペースを目指して、ロングボールをサハとケイヒルに蹴るのは効率が悪いので、ボールを大切にしてから攻撃をする。チェルシーが前からプレッシャーに来ればサハとケイヒルで最終ラインとキーパーの間のスペース、ようするに裏を狙って走るサハとケイヒルを狙う。

チェルシーが前から行くか引いて守るかをコントロールして、エバートンがそんなチェルシーを意識して攻撃のやり方を考える。もう一つチェルシーについて考えられるのは、自分たちが長くボールを持っていればエバートンの攻撃の機会は自然短くなる。ならば守備は攻撃でやろうとの方法。ということで守備のやり方についてはこだわらないようになっている。そうなのかもしれない。

チェルシーについて考える

そんなわけでやはりボールを大切にするチェルシー。ボアスのサッカーはやはりそうなるらしい。エバートンの攻撃もチェフをビビらせるような場面はあまりなかったので静かなスタンフォードブリッジ。他に静かだった理由は他にあるのかもしれない。引いて守ったあとはカウンターで攻撃という場面もたくさんあった。

後ろからのビルドアップはいつものように両センターバックが広がりミケルやランパードセンターバックに加わることで行われる。そしてマタが中央寄りに移動してラミレスが前にいく。全くボルトン戦と変わらない光景。違うのはメイレレスがミケルってことくらい。

快勝したボルトン戦でチェルシーについて気になったのはサイドバックの攻撃参加が全然なかったように見えたことであった。ボシングワが上がれなかった理由は前にスターリッジがいたから。しかしスターリッジはそれでも目映いくらいに輝いたのでボシングワを解き放つのかどうか考えるところである。

そして結論から言うとボシングワは解き放たれた。理由は単純にスターリッジボシングワの前から消えたから。スターリッジはサイドに張ることはなく、中央寄りにポジションを取る。そうしてボシングワがドリブルでどんどんボールを運んでいった。だからスターリッジの持ち味が発揮される場面は少なくなった。

サイドバックのコールに関してはマタが本来いないだろうなってところに消えていくので上がっていくスペースは充分に確保されているがこっちは孤立ぎみ。ボシングワには周りが絡んでいって共同作業でサイドを崩そうという試みも見られたがコールはクロスを上げたり、裏へ飛び出したり。もちろん先制点がコールの動きから生まれたのは忘れちゃない。

チェルシーの攻撃はエバートンの守備に妨害されている。エバートンの守備ブロックは非常に強固であった。4-4の形でブロックをつくり4と4の間、ようするに最終ラインと中盤の間にあるバイタルが完全に閉じていた。中盤のセントラルはフェライニロドウェルである。この二人は危機察知能力が高いのでチェルシーからしたら強引にバイタルにボールを入れても得策ではない模様。

4-4で構成されているエバートンのブロックの前でマタが動いていたのでマタがブロックの前で創造性を発揮できるか、サイドから何か起こせるか、または飛び道具か。そんな感じでチェルシーの攻撃は展開される。

そしたら本日の狙い、というか選手の動き方が噛み合ったゴールが生まれる。ボシングワが上がるために中央寄りにポジションを取るスターリッジ、右サイドばっかりだし孤立しているような感じだからゴール前へ飛び出したいコール、ブロックの前で動くマタ。マタがブロックの前から裏に飛び出したコール、コールから中央寄りにいたスターリッジで先制点である。

そして前半終了間際に闘将テリーのヘディングでだうたい試合を決めたチェルシーであった。そして後半でも引いて守って、ボールを奪ったらカウンターという構図でカウンターからラミレスが沈めた。あとは録画ミスでわからなかったけどエバートンが1点だけ返した模様。やっぱりクリーンシートはないんだな。

ちなみにまとめは





複雑ってわかりにくい図だなこれ。とりま、マタがあの辺りで動くのがキーポイント。3バックポゼッションの形があなり多かった。スターリッジは中央寄りに移動してボシングワの登場。ランパードはあの辺りからゴール前まで。テリーが前に上がるのは多かった。

■最後に

まだまだボアスの悩みは続いていくだろうな。それに対策というものを立てられる可能性だって考えられる。当分はサイドバックに何をさせたいのかを考えながら見るだけで楽しそうだな。今日はやっぱり、なぜかスタンフォードブリッジが静かだったのがかなり印象的。なぜだろうか。エバートンも悪いチームでは無いので順位を上げると予想。チェルシーマンチェスターに食らい付くと予想。今日は箇条書きばっかりだな。。