ヴォルバーハンプトン戦を参考にシティの解剖その1

少し試合を見る余裕がなくて久々に試合を見たので、今回はブログの練習の意味合いが強いかもしれません。なにしろ集中力が全くなくて困ったもんです。いつもは集中して見てるのか?と言われれば非常に怪しいもんですが。

変な前置きが侵入しましたが、シティのスタメンはこちらです。





プレミアは色々と考えた末にシティを追い掛けたが楽しそうだという結論にいたったのでよろしゅうお願いします。愉快なメンバーを揃えたシティがどんなサッカーをするのかはリバプールを追い掛けるより楽しそうだという結論です。こっちが自分のサッカーの勉強になりそうだなと。

今回はシティの解剖というタイトルになってますが、ウォルバーハンプトンがなかなかにビミョーなサッカーを見せたので、あんまり内容があるものではないことはご了承を下さいな。シティのスタメンにはジェコがいますね。ダービーで活躍したバロたん坊は控えですが、それでもフツーにベストメンバーと名乗ってもおかしくなさそうなメンツでした。

■シティの守備

シティの守備は2つのプランがありました。一つは前からのプレッシングを基本とした形、もう一つはリトリートして守る形です。そしてどちらのやり方がよく機能したかと言うと前からプレッシングにいくのを基本とした形でした。というよりどちらが好きかそんな問題です。





シティの選手たちは前からプレッシングに行くときはマンマーク気味にウォルバーハンプトンの選手を見ていることが多かったです。アグエロもジェコもウォルバーハンプトンセンターバックにプレッシングをかけ続けたのが印象的でした。特にアグエロですね。ちなみにアグエロとジェコの位置は図と逆だったり。

そこからウォルバーハンプトンはビルドアップが出来なかったら当然さっさとボールを蹴り飛ばします。そしたらコンパニーとレスコットのコンビ対してウォルバーハンプトンフォワードの対決ですね。コンパニーとレスコットは勝利していたのでウォルバーハンプトンの攻撃はそこで終了でした。

しかし、それはアグエロとジェコを中心とした前からのプレッシングが機能したらの話ですね。機能しなかったときはウォルバーハンプトンのビルドアップが成功したとき、シティは成功されたらさっさと引いてブロック作って守ります。悪くもなかったし良くもないそんなリトリートするパターンです。

シティは4-4のラインを敷いてブロックを作りますが、少しだけ悪い部分がここにあります。その悪い部分は4と4の間のスペースがゆるゆるだったことでした。ウォルバーハンプトンからしたらこのスペースをどんどん突いていきたいところなんですが、ミスが目立ちました。このおかげで試合はビミョーな雰囲気でしたね。

なのでシティが好きな形は前からのプレッシングが機能してコンパニーとレスコットが勝利する形というところです。ほとんどマイボールにしていたからと、そうもなりますが狙いはもう一つ。攻撃のシーンですね。シティはカウンターからの早い攻撃よりボールを保持してから攻撃したいから。それで人数を掛けて攻撃したい。そんなところです。

といっても考え方は逆でもありますね。人数を掛けて攻撃するから前からプレッシングを掛けたが良いよね、みたいな感じです。シティの攻撃はシルバがボールを持つことで良さが出るというか、繋がりが生まれる、シルバがボールをたくさん触るにはボールを持つのがてっとり早いそんな感じでもありますね。まぁシルバがボールを触らないとボールを持てないのも事実ですね。

一つ抑えて置くべきは、ウォルバーハンプトンもシティの前からのプレッシングをくらいながらも、丁寧にビルドアップしようとしていたことは記して起きますね。でも最終的には蹴り飛ばしてましたが。。。でもシティのボールポゼッションはそんなに高くはない雰囲気。

重要なのはシティは後ろからビルドアップを丁寧してから攻撃したいということです。

■シティの攻撃の組み立てのやり方の一つの例ですよ

シティの攻撃の中心は先ほど述べたようにシルバですが、シルバはバリーとヤヤからボールを引き出す形が多かったですね。そして多かったのが下のようなパターンです。





シルバはなかなかにポジションがありません。ようするに好き勝手動いていました。といってもやることはバリーとヤヤからボールを引き出すことです。そこから上のような位置でシルバがボールを受けたらアグエロはサイドに流れます、そこからクリシーを使うもよし、サイドチェンジからリチャーズにオープンな状況をインテルマイコンみたいに与えるもよし。これは組み立てのパターンの一つですね。

また、多かったのはシルバがウォルバーハンプトンのブロックの最終ラインと中盤のラインの間を狙いそこを起点にした攻撃ですね。アグエロもナスリも狙いましたが、やはり輝くのはシルバでした。でもシティの攻撃はシルバ、アグエロ、ナスリのシャドーストライカーたちが中心に行われ、彼らのコンビネーションによっても行われる。そんな雰囲気です。

■最後に

今日はダービーに続きまたまた中途半端にここまでです。どこまで中途半端な解剖を貴様はするんだ!!って指摘はしないがおすすめなり。試合はキーパーのミスから先制点が決まったり退場者が出たりで、なかなかにビミョーな試合だったので、シティの解剖みたいなことをやるには適さなかった、ってのが正直な感想ですね。とりあえず次の試合に期待ですね。