ウルグアイ対メキシコの雑感

ウルグアイのスタメンは、ムスレラルガーノコアテス、アルバロ ペレイラ、マシミリアーノ ペレイラ、、ロドリゲス、ペレス、アルバロ、ゴンザレス、フォルランスアレス

カバーニがケガでお休み。2トップは何でも屋のフォルランスアレスである。ウルグアイはなんだかんだで苦戦している模様。今大会、初めて見るチームな訳で、これまでのことはよくわからん。

メキシコのスタメンは、ミチェル、チャベス、ラソ、ボンセ、レイノン、ミエル、アギラル、レイエス、ガルシア、マルケス、ドス サントス。

これまでの試合では3バックで最終ラインを構成していた模様。売春がどうのとかいろいろ問題があるチーム。チチャリートたちは召集されていない。

'''◆何でも屋'''

ウルグアイの2トップのフォルランスアレスは何でもする。特にフォルランはワールドカップでの印象が相当強い。とにかく何でもできる選手。この試合ではトップ下と捉えられる位置にいることが多かった。この試合での二人の役割を中心にまとめてみたい。

フォルランの役割からまとめると。まずボランチのペレスとアルバロは相手の攻撃を止める能力に長けている。この試合でもペレスは特に効いていた。でも問題もある。ボランチのこの二人は長短のパスを使ってリズムは与えたり、バイタルに侵出して仕事をできる雰囲気はあまりない。

これらの問題に関してはフォルランがバイタルでダイレクトパスを絡めて攻撃にリズムを与えたり、低い位置からスアレスへの裏を狙うパスごまかされていた。といっても二列目を自由に動いている感じだった。

それだけでは攻撃の人数が足りないのでサイドのゴンザレスとロドリゲスは自由に中央に侵出していくことが多かった。そしたらサイドバックがその空いたスペースに侵出してきてからクロスとかいうことがいくつかあった。特に右サイドに多かった。んで中にロドリゲスやフォルランが構えていた。

スアレスの役割については何でも屋といっていい仕事であった。サイドに開いて勝負を仕掛けたり、センターバックの裏をねらったり、ボールを引き出しにいってポストプレーをしたり、鬼プレスを掛けてセンターバックに時間を与えないようにしたりと大忙しであった。孤独にこれらのことをしていたときもあった。

んな感じでフォルランスアレスはわけのわからないくらい自由に動いていた。特にスアレスに関してはいろんなところに顔を出していた。この二人のワンツーで普通に最終ラインを崩せそうだから何だか怖い。これはアルゼンチンのセンターバックのお話。

'''◆メキシコについて'''

メキシコはピッチを広く使いながらポゼッションサッカーを志しているように見えることがあった。マルケスがしっかり引き出しにいって縦パスも入っていた。そうしてウルグアイのブロックを崩そうとする。仕掛けはドスサントスがサイドに開いてサポートがあまり来ないので孤独にすることが多かった。

ただし、メキシコのポゼッションはくだらないトラップミスやパスミスがものすごく多い。非常に見ていて危なっかしいボール回しが目につく。カウンターのときはマルケスの高さを狙うこととドスサントスの仕掛けがメインである。

さらに後半に謎の采配がでてくる。ドスサントスがペラルタに変わったことである。ドスサントスの仕掛けにサイドバックなんかがサポートに加われば楽しいことが起きそうなだけに管理人は残念であった。

んでペラルタは低い位置にボールを受けにいったり前線だったりで起点になっていた。狙いはカウンターの起点をマルケスと二人に増やすこと。確かにドスサントスは自由に動き過ぎていたから狙いが定まらないからだったのだろう。んでサイドを崩せたときのクロスやセットプレーの空中戦も狙いだろう。空中戦は数が命だからね。

ただ何かしでかしそうだったドスサントスをそのまま使っていたほうが良かったとも思うが、サイドバックサイドハーフが共同でサイドを崩していたので良い攻撃ができていたけど点は取れなかった。それでも謎の采配は成功していた。守備に関してはウルグアイのミスに助けられていた。

'''◆最後に'''

メキシコには優秀な若手がたくさんいることがわかった。アルゼンチンのセンターバックミリート弟とブルディッソは何でも屋コンビを止められるだろうか。怪しさ満点である。