ブラジル対エクアドル〜結局はマイコンさん〜

ブラジルのスタメンは、ジュリオ セーザル、マイコンルシオ、チアゴ、シウヴァ、アンドレウ サントス、ルーカス レイヴァ、ラミレス、ガンソ、ロビーニョネイマール、パト。

マイコンがスタメン。アウベスよりも試合を壊す能力に長けている。現実と理想がなんだかんだという感じになってそうなブラジルでありそう。

エクアドルのスタメンは、エソサガ、エラソ、チェカ、アジョビ、レアスコ、ミンダ、ノボア、アロージョ、メンデス、カイセド、ベニテス

バレンシアは初戦でケガをしてしまったらしい。勝たなければ敗退が決まってしまう。だけど相手はブラジル。

◆ブラジルの現状【守備】

まずブラジルの守備から見てみると、ガンソは守備をしていないことがわかる。自分の近くでボールを奪われたときは一応プレスにいっていたが守備は下手なのかなと思うプレーが目立つ。でも守備をしなさそうな3トップの三人はプレッシャーを掛けていた。だけどガンソが連動していないのでほとんど無意味なプレッシャーになっていた。前線の4人は守備を免除されているのだろうか。パト、ネイマールロビーニョが守備するのにガンソがしないということはそうと考えられる。

3トップとガンソは守備を免除されているということは理不尽な負担がかかるのはボランチに配置されているルーカスとラミレス。彼らは理不尽な負担になんとか耐えていた。でも中央を開けてしまっていることが多かった。失点シーンを見てみると中央を開けてしまっていて、さらにシュートコースを消す寄せに行けてない。ルシオも積極的なんだか消極的なんだかよくわからん対応をしていて失点シーンに絡んでいた。

◆ブラジルの現状【攻撃陣たち】

守備が免除されているんだから点をとれないといけないよね的な雰囲気が流れそうな3トップとガンソ。ここで問題はガンソ。ネイマールロビーニョが中央に侵入していくんだけど、中央に居座ることが多いガンソは何度かパスで仕掛ける場面もあったけど渋滞を招いてしまいそうなポジショニングをしていた。

だったらガンソは低い位置に降りて、センターバックからボールを引き出しに行ったりすればいいと思う。空いたスペースにはラミレスが入って行く訳だし。とにかくガンソは幅広く動いて、もっと色んなところに顔を出さなければいけないと思う。

単独で仕掛けるネイマールも上手いのだけどパトやロビーニョ、ガンソが絡まないと、どうも崩せそうな雰囲気もない。アンドレウ サントスはもっとオーバーラップをしてくるのかなと思ったけどそうでも無かった。パトもスピードを生かすスペースがないのでなんだかつらそうだ。ロビーニョは相変わらず点をとれないし。

こんなよくわからない攻撃陣に代わって試合を壊すのはマイコンさん。ゲームを作ったり、強引なドリブルで仕掛けたりと迫力と存在感ともに抜群だった。マイコンさんが絡んで行かないとあの4人じゃどうしようもない。またまた、アウベスかマイコンさんかどっちが凄いのか良くわからんなくなってきた。ただマイコンさんの試合を壊す能力は本物だな。

◆ブラジルの現状【ビルドアップ】

順番がメチャクチャになったがビルドアップはというと、ルーカスやラミレスに対するプレスが激しい。ラミレスは攻撃に厚みを加えに行く。だからルーカスが3バックになってプレスを回避させようとしていたこともあった。でもルーカスも現実的な選手であってパスを散らすのはあまり得意ではなさそう。ガンソが降りて来ればいいのになと思ったりした。ボランチになにかできそうな選手を配置してもいいのに。

◆最後に

試合のストーリーは説明が難しい。簡単に言うとブラジルの攻撃が終わったら次はエクアドルの攻撃。エクアドルの攻撃が終わったら次はブラジルの攻撃のような。何だかよくわからない試合。

ガンソを外してみてもいいと思う。そしてスペースができやすい2トップでネイマールやパト、ロビーニョを自由にやらせてみるのもありだと。そしてトップ下にジャジソンを使ってみてほしい。そして3ボランチエラーノ起用。できればセンターバックルシオに代えてダビト ルイスを起用。これはこの大会の楽しみの1つにダビト ルイスとチアゴ シウヴァのセンターバックコンビというものがあった管理人の要望です。