アルゼンチン対ウルグアイ〜最強の2トップかもね〜

アルゼンチンのスタメンは、ロメロ、サバレタブルディッソミリート弟、サネッティマスチェラーノ、ガゴ、メッシ、ディ マリア、アグエロイグアイン

コスタリカ戦と同じメンバー。メッシをサイドに置くことで、メッシ依存を回避することができ、攻撃のアイディアが広がったアルゼンチン。メッシ自身も2アシストと好調。あとはゴールとか言われたりするけど別に管理人はゴールをメッシに求めてない。チャンスメイクからアシストまでをやっていただければと。

ウルグアイのスタメンは、ムスレラ、マキシミリアーノ ペレイラ ルガーノ、マウリシオ ビクトリーノ、カセレス、ペレス、ペレイラ、ゴンザレス、アレバロフォルランスアレス

2トップのフォルランスアレスは強力。スアレスはメキシコ戦では好調の印象。この2トップは二人だけで何かしでかす可能性が考えられる。怪しいのはアルゼンチンのセンターバックコンビのブルディッソミリート弟が落ち着いて対応できるかということ。ボランチのペレスも強力な潰し屋。でもウルグアイの守備は、メキシコ戦をみた限りはそこまで安定していた訳では無かったので。ただキーパーのムスレラは良いから苦労しそう。

'''◆本日のアルゼンチン'''

まずメッシに関してはカセレスとの勝負のときの話。前の試合でははサバレタがオーバーラップを果敢に繰り返すことでメッシにプレスをかける人の気を引いてマークを引き付けていた。そしてメッシに対するマークを緩くしてメッシが自由になっていた。んで今日はドリブルで中央に進出していくがファールで倒されることが多いのがわかる。そしてコスタリカ戦よりサバレタの存在感がなくなっている。

サバレタとメッシの絡みが薄くなったのはカセレスがメッシにプレッシャーをかけるとき、サイドを切ってサバレタを使わせないようにしていた。ウルグアイはメッシがサイドに張ってボールをうけたときはカセレスが基本的にプレッシャーをかける。んでサバレタとメッシの絡みを消すためにサイドを切る。ということで中央に誘導して待ち構えるはウルグアイボランチアレバロとペレス、たまにセンターバック

でもさすがに世界最高の選手メッシはファールだけはもらうのである。だけどメッシは優秀なフリーキッカーでない。ウルグアイの高さのある選手とフォルランフリーキックによるセットプレーほど迫力は感じなかった。

ペレスが退場してからの後半からはメッシはトップ下のように振る舞っていることが多くなった。んでメッシがあんまりカオスに動き過ぎるとメッシを探してしまう病が流行していた。特にパストーレにはもっと違うパスコースを見つけて違いを作るようなパスを出せるかもと期待した。だけどパストーレまでもがメッシを探してしまう病にかかっていた。メチャクチャなメッシ依存であった。

イグアインは相変わらず動きの質が高くメッシやアグエロとのポジションチェンジでマークを混乱させようとしていた。しかし失点のセットプレーの場面はイグアインが気を抜いてペレスに背後を取られていた。だったら今度はメッシのスパーアシストで点を奪っていた。イグアインのボールを引き出す動きが上手かったこともある。メッシにキレてから鬼プレに行ったりと元気がよかった。

アグエロは切れがないこともなかったが特に何もできなかった。ディ マリアはコスタリカ戦に比べてやたら下らないミスを多発していた。ボールをうけても囲まれるのが早いのでリズムよくボールを運べなかった。鬼プレもなかったしね。ガゴは低い位置での散らしに徹していた。2トップにビビっていたこともあると思うが。

そして2トップのスアレスフォルランへの対応はというと。この二人は縦並びになっている場面が多い。スアレスにはセンターバックのどちらか。フォルランにはマスチェラーノがついていた。んでここでの問題はファールが多いこと。予想通りアルゼンチンのセンターバックコンビのブルディッソミリート弟は不安定だった。

フォルランスアレスが凄すぎるのも不安定の原因ではある。彼らの独力でもらうのはアルゼンチンのセットプレーよりはるかに迫力を持っているウルグアイの怖いセットプレーである。それにフォルランフリーキックも精度が高いので。

んな訳でまとめるとメッシはサバレタのサポートをあまりうけれない。トップ下のように振る舞っているときはメッシを探してしまう病にみんながかかるのでメッシ依存が時間が進むにつれて進行する。ペレス退場後には守備は6対3または2で対応しているのにファールが多くて不安定。

'''◆ウルグアイの戦いぶり'''

ウルグアイのこの試合の最大の誤算はペレスの退場。潰し屋として機能していただけにつらい。そこは4-3でブロックをつくってアレバロが中央から動いて色々なとこに顔を出して守備をしていた。かなりきつそうだけど大丈夫かねと思うくらいに頑張っていた。メッシに対してはアレバロかサイドのどちらかがマンマーク気味についていた。崩されそうになっても最終ラインでなんとか耐えていた。もし完璧に崩されてもムスレラがファインセーブをしていた。

そしたら何でも屋コンビの2トップのフォルランスアレスを中心にした攻撃はまぁ凄い。アルゼンチンが微妙にバランスを崩せないのは彼らが脅威を与えているからだろう。んで彼らにサイドのペレイラとゴンザレスが加わっていくことで楽しいことが起きそうになる。でもサイドの二人は基本は守備をしっかりすること。

フォルランスアレスの役割は多分できるだけ多くのカードをアルゼンチンに与えさせること。で上手くいけば10対10の状態を作ること。さらに欲を言えば二人にサイドのペレイラとゴンザレスのどちらかが絡んで得点をすること。ペレイラが絡むことが多かった。

フォルランは基本ボランチマスチェラーノとガゴと勝負する。マスチェラーノに対しては組み立ての妨害をする役割もあった。マスチェラーノをイライラさせることが狙いかな。3対1の状態になってもマイボールのスローインをもらうなど凄い働きをみせた。

スアレスは最終ラインとの勝負。低い位置に降りてボールを引き出したり、最終ラインの裏を狙ったりして多くのファールをうけていた。確かミリートブルディッソイエローカードを出させた。んで低い位置に降りたときにマスチェラーノに二枚目のイエローカードを出させて10対10の状態を作り出した。

そしたら決定機を作って90分を終わったウルグアイが延長はペースを握ってからアルゼンチンを攻めたててから試合を決めるかなと思ったけどアルゼンチンよりのシーソーゲームの展開が続くようになる。スアレスは意味わからんくらい元気に見えた。それにカバーニがいれば何か起きたかもしれないけど。

最後にメッシが惜しいシーンを作るけど得点ならずで120分。主審の笛のタイミングにイラッときたのは管理人だけではないはず。PK戦テベスが外してロメロも止められず終了。開催国アルゼンチンの敗退が決定。

'''◆最後に'''

どっかのスポーツニュースでテベスがワースト選手になっていた。11対10でシーソーゲームみたくなっていたのはフォルランスアレスのおかげ。しかしアルゼンチンサポをやってただけに何か心に穴ができたかもしれない。因みにワールドカップウルグアイをバリバリ応援してた管理人なのでウルグアイに頑張ってほしいと思います。