〜全員攻撃するための方法〜マンチェスター・ユナイテッド対ノリッジ

またまた遊び企画の図を使った記事です。ユナイテッドとノリッジのスタメン。

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ユナイテッドのスタメンを眺めて見るとバレンシアがサイドバックになっている。試合が始まってみてもバレンシアはサイドバックであった。他にはセンターバックが若手のコンビ。ジョーンズはどんなプレーを見せるのか、イングランド代表にも、もう呼ばれたそうなので期待。一方のノリッジは昇格チームである。見たことがある選手がいないので良い選手がいることに期待。

'''◆前半だよ'''

お互いに４-４-２のシステムで挑んだ前半の序盤。ノリッジのフォワードのモリソンとフーラーンは、センターバックのジョーンズとエバンスのところまではプレスに行かないことが多い。さらに４-４-２のシステムどうしで噛み合わせが良いのでポゼッションのユナイテッドからしたらあんまり好きじゃない、ノリッジからしたらそっちが良い。というわけでユナイテッドはフレッチャーかアンデルソンを人の間に連れてくる。

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アンデルソンがその間に入るならフレッチャーは右サイドにいることが多かった。理由は不明。いや、あるかもしれないけど。

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フレッチャーが人の間に入るならばアンデルソンは前に行く。そりゃアンデルソンは攻撃は大好きな選手だから前に行くに決まっている。ちなみに最初はアンデルソン、途中からフレッチャーがボールを散らすことが多くなっていった。

そして、こんな感じでフレッチャーやアンデルソンがセンターサークル付近でボールを散してサイドなんかにボールが入っていく。そこから先はルーニーが二列目のサイドハーフとボランチの間に入って起点になろうとする。

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そうしてルーニーがボールを受けたらサイドのナニやバレンシアが絡んでいくような形。左サイドからの攻撃もルーニーがサイドハーフとボランチの間でボールを受けるのが攻撃の起点となることが多かった。

そしてユナイテッドはサイドからの攻撃が主になっていく。しかしそこで問題発生。ナニとバレンシアの関係である。お互いに右サイドハーフを主戦場にしているナニとバレンシアがやりたいことが見事に被ってしまう現象。クロスをお互いに上げたいし、中央にドリブルで切り込みたくもある。やりたいことが一緒なので関係も悪い。

そんな右サイドだけどユナイテッドからしたら個人技で何かしそうな二人なのでボールが集まる。しかしほとんどが特攻で終わるような感じ。あと、ユナイテッドの攻撃ではエルナンデスがディフェンスラインと勝負しているのが印象。

そうこうしているうちにノリッジはフーラーンを１列下げて中央をガチガチにしてきた。モリソンはカウンターのために残っているだけなのでビルドアップに悩む可能性はなくなった。しかし固められた中央も割れそうな雰囲気がしないユナイテッドであった。ミドルシュートはナニが前半の終わり頃に打っただけ。

そしたらノリッジのカウンター。序盤のゲームが落ち着かない時間はサイドハーフのベネットとノートンのコンビネーションからのサイドを崩して中央に上げてお任せしますみたいな攻撃をしている場面もあったが、ノリッジのカウンターはモリソンにロングボールを放り込んで、モリソンが起点になれるなら周りの選手が絡みにいく形。

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モリソン対ジョーンズの対決がたくさんあった。ジョーンズは良い対応をしていたが、極まれに危ないシーンも見られた。というわけでノリッジのカウンターはモリソンを起点にしたら後ろの選手が上がってきてからチャンスを作るのが狙い。しかしモリソンの特攻となる形が明らかに多かった。

'''◆後半から'''

ファーガソンはやっぱりナニとバレンシアの関係を改善するために配置をいじってきた。ナニを左サイドへ、パク･チソンを右サイドへ。これで邪魔がいなくなったバレンシアは、たぶん気持ち良くプレーしていた。そう見えた。下のように挑む。

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特徴はパク･チソンが中央に入っていくこと。ナニは左サイドにいるのでエブラの攻撃参加が減ったことが特徴。しかしバレンシアが解放されたので攻撃の何か悪かったところが改善された。

さらにナニに変えてギグスの投入で、ギグスを中央に進出させてエブラの攻撃参加も解放するファーガソン。これで攻撃のがやっと全員攻撃みたいな形になっていった。

でもノリッジの守備は固い。カウンターはモリソンへの絡みとサイドからかけ上がることが増えたビルギントンにもチャンスを作られてしまう。でも、そんなときに登場するのがセットプレーという飛び道具。ヘディング遊びでもやってるのかみたいな感じでヘディングで繋いで最後はアンデルソンのヘディング。というわけでユナイテッドの先制。流れで崩せなくてもセットプレーで得点できちゃうのがユナイテッドの強さを表しているんだろうなと。

ユナイテッドはファーディナンドをアンデルソンに代えて投入してジョーンズを右サイドバックにすることで後半からチャンスを作るビルギントンに注意を払う。フレッチャーとパク･チソンをボランチにする。そして引いて守る。

そこからは立場が逆転。ユナイテッドはルーニーとエルナンデスから代わったウェルベックに任せる攻撃。そこに誰か絡んでいったりできればいいなみたいな感じ。んでユナイテッドに先制されて攻撃意識の高さゆえに中央が空いてしまってパク･チソンに使われて、ウェルベックのドカーンで試合は決まった。

'''◆最後に'''

ユナイテッドは少し好調のときから落ち始めたのかな。充分に強いけど。そういや、アシュリーヤングがいない。てか本職の右サイドバックはどこに消えたユナイテッド。本職ではないけどスモーリングはどこへ。とりあえずナニとバレンシアを右に使ったファーガソンのミスが見れましたとさ。あと、またまた遊びで書いた図を記事にしましたとさ。たぶん図はもう使いませんさ。